絶対に言ってはいけないNGワード集

勉強できる子になって欲しい。 そんな我が子の勉強のことをしっかり考えていらっしゃる、熱心なお父さん、お母さんがこのページを開いてくださったのでしょう。ありがとうございます。

私たちは20年以上学習塾で、様々な学年のお子様をお預かりしてきました。そして、言わなくてできる子供の育て方が実は難しいことではないと確信しています。

できる子供に育てる方法はたくさんあります。その中で、一部のご家庭にしかできない方法は一切ご紹介しません。お母様が毎日付きっきりで勉強をサポートする教育。お父様が毎週末に様々な学習体験を子供に提供するような教育。ご両親が山へ、海へ、そして海外に行って、感性を磨く教育。これらは、お父様、お母様にスキルが必要なだけではなく、多くの時間や教育費が必要になります。とても羨ましい教育ですが、もっと簡単に、確実に良い子に育つ方法だけをご紹介いたします。

さて、それでは始めます。

いきなりですが、算数(数学)に苦手意識を持っているお子様はどこで苦手意識を持ってしまったのでしょう。

問題が解けなかった時?

学校の授業に欠席した時?

いえ、違います。もし算数(数学)に苦手意識が無ければ、問題が解けない時や、学校の授業を欠席した時でも、誰かに教えてもらおうとしたり、教科書を読んで理解しようとするはずです。

お父さん・お母さんの言葉で苦手意識を持ってしまっていた可能性はありませんか?(もちろんそれが原因の1つであるというだけですが・・・)

もしお母さんが数学(算数)が苦手だったからといって、「私に似て算数は苦手ね」とお母さんが言ってしまったら、残念ながら、お子さんは数学が得意にはならないでしょう。解らない問題に出会った時、考えようとしなくなります。

数学がお母さんに似て苦手なのだから、できなくても当然だという、立派な?「できない理由」、「やらない理由」があるのですから。

お父さん、お母さんが数学(数学)が大嫌いだったとしても、子供の頃、数学(数学)の勉強をしなかったとしても、隣で、「その問題、おもしろいよ」、「算数って簡単だよね」と言って下さい。「得意だった」は嘘になりますので、言わないでください。

子どもは素直なので、すぐに数学(算数)が好きになり、得意になります。

と言っても、「聞かれても答えられないし・・・」と思いますか?

中学生や高校生のお子様に数学の質問をされても答えられなくて当然です。特に最近の解く過程や思考力重視の教科書は相当難しいと思います。だから早いうちに、できれば小学低学年の時に、算数好きにして、自分で学習できる子にしてしまえばいいのです。

「こうだろ、こうだろ、ほら解けた!」

「簡単!」、「算数なんて簡単なんだよ。」と言い続ければ、

「解るはず」と思って問題を解きます。

「自分は算数が苦手だ」と思って解くと、解けるものも解けなくなります。

このように、ほんの少しお父さん・お母さんが言葉を工夫していただければ、子どもたちは自分で学べるようになります。中学生になっても、高校生になっても学校の授業と、教科書、問題集、解説があれば自分で理解できるようになります。

数学が苦手だったのに、得意だったと過去形で言うのは、見栄ですが、「おもしろい」、「簡単」というのだから、自信を持って言って下さい。

そして、可能なら子どもと一緒に解いてみてください。

子どもの時はあんなに難しく感じていた数学(算数)が、簡単に感じますよ。

大人になれば、教科書を理解できるだけの理解力が付いていますし、小学生の算数ぐらい「できる」と思って問題を読むのですから、当然できます。

「できない」と思って学生時代は解いていたから、できなかったのです。

どんな親でも、子どもに自分より幸せになって欲しいと願っています。

だから、自分より勉強ができるようになって欲しいもの。

自分を超えてほしいのに、「自分が苦手だから・・・お前も苦手」といつも言っていれば、子どもが親を超えるはずがありません。

自分が整理整頓できないから子どもにはそうなって欲しくない。

だから、整理整頓するようにうるさく言う。

自分が時間にルーズで人に迷惑をかけることがあるから、

子どもには時間を守らせる。

勉強以外では、このようにしている方は多いと思います。

子どもに言うのと同時に自分にも言っているわけですから、自分も少しずつ改善していけますしね。でも、不思議なもので、子供のほうが先に良い習慣を身につけますよね。

勉強も同じです。自分が勉強できなかった過去の事は棚に上げてください。

でも、子どもに話しかけられた時、いつも携帯電話をさわりながら、

「ん?」と言うだけで子どもの話を聞かないのに、

自分が話しかけたときに子どもがテレビに夢中で、「ん?」と子どもが言ったとき、「人の話は聞きなさい」というのとは違いますよ。

それは、「自分のことを棚に上げて・・・」となります。

ここでご紹介するNGワードは全て私たちの塾の「新人講師育成マニュアル」にあるものです。それをお父さん、お母さんのために、解説を加えました。高校を卒業したばかりの10代の学生を数週間で、一人前の(生徒の成績を上げられる)講師に育てるために作りました。ですから、お父さん・お母さんが簡単に今日から始められることばかりです。

また、彼(女)たちが子どもを持った時、放っておいても自分から勉強する子に育てられると評判です。また、大学卒業後に教師になる者もおりますが、大学の授業でも、学校現場でも決して習うことのなかった「NGワード」を知っている彼(女)たちは優秀な教師になります。

さらに、看護師になった元講師から、塾で学んだNGワードが患者さんやその家族とののコミュニケーションにも応用できると、思わぬ感謝のメールももらいました。

お子さまが自分から、自分のために勉強するようになります。

  • お父さん・お母さんが勉強の心配がなくなります。
  • 勉強に関するつまらない親子喧嘩がなくなります。
  • 自分から学ぶようになると、これまでと同じ問題集や参考書でも理解できるようになります。
  • 成績が上がるので、さらにやる気が出てきます。
  • 部活やスポーツ、習い事でも「指導者に言われるからやる」のではなくなるので上達します。
  • 勉強、部活、習い事、、、が得意になれば友だちや周りの大人の目が変わります。

目次

第1章 勉強に対するマイナスイメージや苦手意識を持たせてしまう10個のNGワード

第2章 一緒に勉強するときの10個のNGワード

第3章 普段の生活でついつい言ってしまう10個のNGワード

第4章 子どものプライドを傷つける4個のNGワード

第5章 子どもに言わせてはいけない3個のNGワード

第6章 よく知られているNGワードの復習3個のNGワード