20年以上、学習塾で生徒指導をしてきて、気づいたことがあります。
それは、そろばん経験者の能力の高さです。どの科目も、理解するスピードは高く、同じことを覚えたり、理解するのが圧倒的に早いのです。いわゆる「頭の良い」「頭の回転が早い」という子の多くがそろばん経験者です。普通の子の半分の学習量で中学・高校の様々な問題を習得できる感じです。そして、さらに良いことに、多くのそろばんの達人たちは、自らの能力が高いからと、努力を怠ることはせず、さらに上を目指して努力し続けます。
ところが、中途半端にそろばんを習い、完全に習得する前に辞めてしまった子は、残念なことに、算数・数学がずっと苦手であることが多いのも事実です。そして、そろばんのおかげで勉強が得意な子の何倍も、そろばんが原因で勉強が苦手になってしまった子がいます。
そろばんは、ちゃんと習得したら、勉強における最大の武器になるが、途中で辞めると勉強が苦手になる可能性が高いものであり、ハイリスク・ハイリターンな習い事なのではないか?そう考えていました。
この小中学生の学力と大いに関係のある、「そろばん」という日本の伝統的な習い事の研究は、小中学生をお預かりする塾講師にとって、とても興味深いテーマです。そろばんを極める(中学・高校で圧倒的に有利になるレベルにする)には、週に数回、何年間も続けなければなりません。そろばんが、成功率の低い習い事である原因の1つだと考えます。
もっとローリスク・ハイリターンになるそろばんや、その他の学習でそろばんと同じ効果のものはないものだろうか?
iPadそろばんの「そろタッチ」の登場により、2018年にあっけなく答えが出ました。iPadそろばんの「そろタッチ」は、短期間で習得でき、そろばん同様の学習効果が期待できます。iPadを使うことで、週に1度の通塾と1日30分のトレーニングで、約2年半でそろばん式暗算が身につきます。サービス開始後、すぐに開発元に問い合わせ、詳しく教えていただきました。
iPadそろばん「そろタッチ」は、家で継続できるため、通塾の負担は減ります。また、単なるそろばんだけのアプリならすぐに飽きてしまうでしょう。
iPadそろばん「そろタッチ」には、学習の基本とも言える毎日継続できる(したくなる)しくみがあります。ゲームのようにキャラクター集めができ、多くの子が最終ステージまで到達できるようになっています。ある教室では、8割の子供が最後まで進むそうです。
まさに、毎日の小学生・中学生・高校生指導をする中で、私達が、すべての小学生にやっておいて欲しかったアイテムです。
それから約2年半、「そろタッチ」導入後の様々なメリット・デメリットについて考え、私達のKIDSコースのメニュー構成の再構築や時間割調整するのに時間が必要でした。
そして、2020年12月に、満を持して、石川県内で初めてのiPadそろばん「そろタッチ」導入塾として、ワナビー(WANABEE)をオープンいたしました。
iPadそろばん「そろタッチ」は、普通のそろばん教室が作った学習ソフトウェアなので、とてもそろばんに近いものです。両手を使うことで、計算のスピードが早くなりますので、そろばんを超えたと言っても過言ではありません。
現在、iPadそろばん「そろタッチ」の教室は、石川県ではWANNABE(ワナビー)だけです。これまで進学塾GOODJOBで、多くの生徒を泉丘・二水・桜丘合格に導いてきた「読み」「書き」とセットにし、週1回100分授業でご提供いたします。
iPadそろばん「そろタッチ」唯一のデメリットは、対象学年が年長〜小学2年生だということです。それ以上の年齢だと習得が難しくなります。
年長さん・小学1年生のみなさんをお待ちしています!